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Red Hearts 36話

第36話『叩かれたままじゃ終われない』あれからどれだけ時間が経っただろうか。夢の中でリオナは暗闇の中ただ座り込んでいる。周囲からは水が滴る音、そして人の話声が聞こえてくる。しかしその内容がなんなのかまでは完全に聞きとる事ができない。「ティニー…エレ…リィナ………親父…母さん」リオナはそっと呟く。彼女は母の言っていた事を思い返していた。“これからの事はあなた自身が決めていく事”。「出来るだろうか…」そんなこ...

Red Hearts 35話

第35話『逃げたかったの?』「急げ、急患だ!そこのお前もチンタラしてんじゃない!救命をなんとしても間に合わせるんだ!!」リオナが担架で運ばれると、城内の病院は一気に騒がしくなる。付き添いにティニー、リィナ、エレ、ガイの4人が並ぶ。やがて奥の紋章手術室の前へ辿りつくと、担架に乗ったリオナだけは奥へ進み、他の4人はドアの前にて待機という形になった。手術室前で同じく1人立ち止った医者は4人に近付く。「詳しい...

Red Hearts 34話

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Red Hearts 33話

第33話『奇跡に期待するのも悪い事じゃない』艦内にある紋章機関制御室にて、とある日記を見つけたエレとティニー。どうやら船長の物であり、内容は“機関室に何かがいる”ということを記していた。本の最後のページには機関室へ行けると思われる鍵が入っている。恐らくスペアキーなのだろう。「いくしかないみたいだね、エレさん」エレはティニーの言葉に頷く。先を歩いていくと、厳重に作られた扉が目の前に写る。恐らくこの扉こ...

Red Hearts 32話

第32話『落ち込まず信じてあげて』「それで、あっちの本棚で何か見つけたか、リィナ」その言葉にリィナは口を噤(つぐ)んだ。「……うーん、しかし隣にあった扉は破壊されてたみたいだし探すとなるとこの書斎室しかねえはずなんだけどなぁ……」二人でうーんと考え込んでいるところへクリスは再度リオナのコートを引っ張る。「ん?なんだクリ坊、どうかしたのか?」クリスは手に何か持っていたようでそれをリオナへと見せた。「お姉...

Red Hearts 31話

第31話『リオナちゃん、子供好きなんだね』幽霊船内で、落とし穴に落ちたリオナとリィナは上から見下ろすティニー達へと大丈夫である事を伝えた。その場所はどうやら一つの部屋のようで、奥へと続く扉が一つあるようだった。リオナ達はそのまま道なりに進む事を伝え、ティニーとエレは上の階の探索、リオナとリィナで下の階の探索が開始した。「それにしてもなんだってこんなところに落とし穴作ってやがんだ……?」リオナはあぐら...

Red Hearts 30話

第30話『準備はいいか、お前ら』「う・み・だーーっ!!」船の速度に合わせて吹き付ける潮風を浴びながら、リオナは甲板の上で気持ちよさそうに唸った。「うんっ、これが海かぁ……。広いなぁ」海に対する思いの内を語り合うティニーとリオナ。とはいうものの、生憎の曇りとなり、今にも降りそうな雰囲気である。「あはは、まさか臨時船なのにここまで大きいなんて聞いてなかったもんねぇ……まさに豪華客船貸し切り状態ね!……曇って...

Red Hearts 29話

第29話『幽霊がなんだって?』【第6章 -迷走-】イガナ町にて、リオナ達四人はサーヴァスの厚意を受け、町の宿にて休息をとることになった。秘宝である紅の炎の情報についてはリオナ達の耳に届くその日まで、普通にG-Aとして普段どおりに仕事をこなす、ただそれだけである。そして翌朝からRedHeartsもようやく正式に四人となり、それからの仕事については、こなすスピードは二人の時よりもさらに効率のよいものとなっていて、...

Appendix

本日の一言

RHは現在もガンガン進行中!(?)長期休載とかなるべくしないように頑張るぜ!!

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凱ガイ

Author:凱ガイ
声とかSSとかなんかいろいろ貼り付けてる個人ブログです。

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